好きな映画を普通に紹介してみた #2:下妻物語

『下妻物語 (2004/日)』・・・茨城県の下妻という、ジャスコと田んぼくらいしかないド田舎を舞台に繰り広げられる、一見するとドタバタコメディな作品。原作は、嶽本野ばらの「ヤンキーちゃんとロリータちゃん」。監督は『嫌われ松子の一生』『告白』などを手がけた中島哲也。

表のテーマは、ロリータファッションが大好きな桃子(深田恭子)とコテコテな田舎ヤンキーのイチコ(土屋アンナ)という凸凹コンビの友情物語なんですが、裏のテーマは少し違っていて。

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好きな映画を普通に紹介してみた #1:ガタカ

今日は文化の日!ってことでもないですが…前回、雑に紹介できなかった(なんじゃそりゃ)映画が結構あるので、今回改めてご紹介。

『ガタカ (1997/米)』・・・「トゥルーマン・ショー」「ターミナル」「TIME/タイム」などを手がけたアンドリュー・ニコル監督のデビュー作。遺伝子の優劣で生まれながらにして階級が決まってしまうという、近未来の社会を舞台にしたヒューマンドラマ。

SFでありながら何処かレトロな世界観のなかで、現代社会も抱えている問題を描いているのが、アンドリュー・ニコルの特徴。…設定は奇抜だけど、根底にあるのは普遍的なテーマという。雰囲気的には、スタンリー・キューブリックの作品(2001年宇宙の旅など)を彷彿とさせる。

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QUOD ERAT DEMONSTRANDUM ー証明終了。

最近、遅ればせながら「SPEC」というドラマにハマりまして。10年ほど前にやっていた「ケイゾク」というドラマの流れを汲んでいるんですが、このドラマには文字通り “スペック” という特殊能力を持った人間たちが登場します。例えば、漫画「ジョジョの奇妙な冒険」ばりに “時間を止める” 能力などなど。

…それで思ったんですが、よくSFとかで出てくる「光速に近い速度で動けば未来に行ける」という設定。アインシュタインの特殊相対性理論に基づく「双子のパラドックス」とか「ウラシマ効果」なんてのも有名ですが。

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好きな映画を雑に紹介してみた #2

よく考えるとコレ、映画のキャッチコピーを考える様なものですね。雑に紹介なので、あえて分かりにくくしている所はありますが…。あんまり雑すぎて他の人に分かってもらえないのはイヤだけど、説明がかぶるのもイヤというw

…とは言え、確実に前編より雑さが増している気もしますがσ(^_^;)

 

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好きな映画を雑に紹介してみた

最近、Twitterで「#好きな映画を雑に紹介する」というハッシュタグ(お題)が流行っていたので、そこで呟いたものを少しふくらませて、まとめてみました。

もともとマニアックな映画を雑に紹介したら、誰にも分からんだろというツッコミがありそうな気もしつつ…(いや、メジャーな映画も観ますよ、普通に) 続きを読む

The key to open the door is in your hand.

(…前編からの続き)

今はユニットとしての活動はしていなく、それぞれソロで活動しているんですが、梶さんの方はというとゲーム・アニメにとどまらず、映画(北野武『アキレスと亀』)やTV番組(NHK「歴史秘話ヒストリア」)など様々な舞台で活動をしています。

また、ヒストリアのテーマ曲を歌う “Kalafina” というユニット↓のプロデュースや、自身のライブ活動なども精力的に行ってます。

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See-Saw-Seen

今日は、もう出会って10年にもなるアーティストの話。See-Sawという2人組のユニットで、vo.石川智晶(いしかわ ちあき)とkey.梶浦由記(かじうら ゆき)のコンビ。

最初のキッカケは、2002年に放映された「.hack//SIGN」というアニメで梶さんが作曲したBGM↓を聴いて、バイオリンの旋律が耳から離れなくなってしまったこと。

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おおかみこどもの雨と雪

アニメーション映画『時をかける少女』『サマーウォーズ』の細田守監督作品。

評判は聞いていたものの、子供がいないと感情移入できないんじゃないかと勝手に思っていましたが、なんのその。もちろん、いたらいたで別の感じ方もあったと思いますが 😉

最初はとにかく“おおかみこども”の雪(ゆき)と雨(あめ)の姉弟が可愛く、しかし段々と成長していくにつれて自分を持ちはじめ、そして巣立っていく。

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Touch Detective 〜おさわり探偵〜

最近、とみに “なめこ” 推しなので「またか…」と思われてしまうかもしれませんが、今回は原作ゲーム「おさわり探偵 小沢里奈」のお話。

元はニンテンドーDSのソフトで、タッチペンで画面をあちこち触りながら事件を解決する、ということで「おさわり探偵」。

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but but but…

ロンドンオリンピック真っ盛りな今日この頃。自分は冬のオリンピック派なので、それほど熱心には観ていないんですが、なんとなくTVを観ていて思ったのは「選手たちの競技後のインタビュー」が印象的だな、と。

全ての選手がそうという訳ではないものの、大体の選手が残念な結果でも「〜が良かった」というように、ポジティブな言葉で終わるようにしているということ。心の中では、悔しい気持ちが一杯だとしても「けど」「でも」という言葉で打ち消すような言い方をしている。

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